冬場を前に国土交通省大洲河川国道事務所など7機関は16日、国道56号の鳥坂峠(愛媛県大洲市野佐来)で、大雪により立ち往生した車両を強制移動する訓練を行った。
2014年11月施行の改正災害対策基本法により、道路管理者は災害時の通行ルート確保へ、走行不能車両を移動させることができる。国交省は昨年12月、大雪の鳥坂峠で1台を強制移動した。
訓練には県警本部、大洲・西予両署、日本自動車連盟(JAF)、県トラック協会などの約50人が参加。トラック1台と乗用車2台が動けず、国交省が大洲市北只―西予市宇和町信里の7キロを移動命令の対象区間に指定する想定で行った。